令和3年度における「所沢市スマートハウス化推進補助金」が始まりました。
補助金や助成金は有効に使いたいところですが、本年は屋根の遮熱塗装の補助があり、外壁塗装は補助対象外となっているようです。
さて、地球温暖化の原因として主に挙げられるものとしては、家電の使用などから発生する「二酸化炭素」の排出量であることはご存知の方も多いかと思います。しかも所沢市では、家庭部門での二酸化炭素の排出量が全体の3割を占めており、現在は今後の対策を考えるべき事態に迫られているとも言えます。
このような事態を受け、所沢市では市域における脱炭素化を推進しており、例えば「エネルギー使用量を抑えた住宅の新築」や、「既存の住宅をエコにリフォームする」など、エネルギーを余分に消費させずに暮らせるような取り組みを構築していくことで、二酸化炭素の排出量を極力減らしております。
加えて、所沢市内の住宅において、環境への負荷を小さくするリフォームを対しては、住宅の環境性能の向上に関して負担される経費の一部を、市が補助する取り組みを行っております。
この記事では、そのような所沢市のエコリフォームの取り組みの詳細について、屋根の遮熱塗装に焦点を当てて前後編にわけてご紹介させていただきます。なお、全体的な申請から振込までの大まかな流れは以下のようになっております。
まず、補助対象の工事着工前に、所沢市 環境クリーン部マチごとエコタウン推進課 窓口に必要書類を持参(郵送不可)して頂きます。補助金交付決定通知書が届いたら工事を実施し、工事完了後には実績報告をお願い致します。その後で振込通知書が届き、補助金が振り込まれます。
それでは早速、具体的なご説明として、まずはご自身が補助金を受けられる対象となるのかについて以下をご確認ください。
・補助対象(※次の要件を全て満たす方です)
①自らが居住する市内の住宅に、補助対象事業を実施なさる方。
※集合住宅の場合には、ご本人様自らが居住する専有部分に対して実施する場合のみ対象となります。
②補助金の申請時又は実績報告時に所沢市に住民登録されている方。
③補助金の申請時及び実績報告時に市税の滞納がない方。
④同一の事業について、市のその他の補助金の交付を受けていらっしゃらない方。
※同一年度内に同一の補助対象工事に係る経費に対して、その他の市の補助金を受けている方は申請できません。
⑤申請日から令和 4 年 3 月 25 日(金)までに工事を完了させて、必要書類を添付して実績報告兼請求書を提出できる方。
・申請期間
令和3年度の申請期間につきましては、4月1日(木)~2月28日 (月)となっております。
【申請期間についての注意事項:以下、よくご確認をお願い致します】
エコリフォームは、原則、補助対象工事のご契約締結後に工事の着工「前」の原則30日前、1か月前までのご申請が必要となります。工事着工日の1か月前までに「所沢市スマートハウス化推進補助金交付申請書【様式第1号】」と必要書類を直接持参します。郵送は不可となっておりますのでご注意ください。
工事の完了後は、令和4年3月25日(金)までに必要書類を添えて、実績報告書兼請求書を提出してください。
・補助金の金額
補助額は一律で4万円です。上限額は「エコリフォーム」として合算して30万円までとなります。
・申請にあたってのご注意
上限額は、エコリフォームとして合算して30万円までです。また補助金の交付を受けることができるのは「エコリフォーム」として、かつ同一年度内において1世帯につき1回限りです。なお交付申請書は1 枚にまとめてご記載いただけます。
・屋根の遮熱塗装の基準を満たす塗料、および条件
中古品または自作品を除きます。日本産業規格(JIS K5675)に適合した塗料、または同等の性能を有する塗料を屋根の全面に施工することとします。なお原則、戸建て住宅の方に限ります。原美建では規定に従った遮熱塗装を行います。
=対象要件を満たす塗料一覧= (※塗料名、メーカー名)
・クールテクトシリーズ(SK化研株式会社)
・ガイナ(株式会社日進産業)
・キルコ(シンマテリアルワン)
・パラサーモシリコン外壁用(日本特殊塗料株式会社)
・サーモアイシリーズ(日本ペイント会社)
・アドグリーンコート(日本中央研究所株式会社)
※同等の性能を有する塗料として市で認めるもの:詳しくは所沢市の市役所ホームページをご参照ください。
※ガルバリウム鋼板などの遮熱鋼板による屋根のカバー工法は、対象外となります。