補助金がもらえる人というのは、当然ながら一定の条件を満たしている人が、指定の対象期間内に申請を行って、審査を受けて交付の決定をしてもらう必要があります。
一定の条件とはいうもののそれほど厳しいものではなく、補助対象の設備を導入される方であれば、どなたでも満たせるのではないかと思います。申請期間を含め、それほど厳しい条件ではないものの受け取る補助金の項目によっては事前に申請が必要なものもあるので、導入の日程との調整は必要となるでしょう。そのため対象者は、自分の導入しようとする設備が補助金を受けられる内容かどうかを施工を担当する企業や市役所の方に確認してみることをおすすめいたします。
2019年度の実績では市が予定していた予算を超える申請がありましたが、そういった場合でも抽選ではなく、先着順で受付が行われているため申請は早い方が良いでしょう。
所沢市のホームページにあるスマートハウス化推進補助金に関するページ(但し、2019年度)には次のように書かれています。
「更なる再生可能エネルギーの導入と省エネルギーの推進に加え、住宅の断熱性能の向上を図るため、太陽光発電システム等の設備を導入やエコリフォームを行う」
このままでは非常にわかりにくいので、簡単に対象となる内容を以下のようにまとめます。
・省エネルギー住宅を建てる
・省エネルギー仕様にリフォームする
・太陽光発電設備を設置する
・太陽熱を利用する設備を設置する
・燃料電池や蓄電池設備を設置する
・電気、ハイブリット、燃料電池自動車を購入する
・節水ができる設備を導入する
これらどれかに該当するスマートハウス化を行い所定の手続きを行い、申請が通れば補助金がもらえるようになる仕組みです。
上記の中でも、補助金の金額の高い項目として家を建てることとリフォームすること、燃料電池自動車の購入の3つが挙げられます。
家を建てる場合は、その建物自体がネット・ゼロ・エネルギー・ハウスという基準を満たすか、低炭素建築物の基準を満たすかのどちらかしかなく、燃料電池自動車の購入も明確でわかりやすいものとなっていますが、リフォームの場合は建物全体での判断ではなく、リフォームを行う場所ごとに細かく条件が定められているため、どのリフォームが補助金対象なのかより詳しく見ていきましょう。
エコリフォームとはリフォームの中でも環境に配慮しつつ、より人が快適に暮らしやすくするという両方を追求したものの総称となっています。
エコリフォームには大きく分けて2つの方法があり、1つは省エネルギーにつながるもので建物の断熱性を高め、使用するエネルギーを削減するものとなります。
通常のリフォームと比べ費用はかかるものの省エネルギーですので、長い目で見るとコストも削減でき、地球環境にも優しい住まいを作ることができます。
どの程度、節約効果があるかはリフォーム会社にて試算してくれるところもあるので、依頼する住宅リフォーム関係のメーカー企業の方に相談してみましょう。
もう1つはリフォームの材料に珪藻土や天然木などの自然素材を使用してシックハウス症候群になりにくい素材を使うことで健康的な暮らしを実現します。
シックハウス症候群とは、工事の際に使用する材料に含まれる揮発性化学物質が引き起こす室内の空気汚染によって起きる目や喉の痛み、頭痛、吐き気、めまいなどの健康障害のことです。
エコリフォームでは自然素材や環境や人に優しい素材を使用するため、シックハウス症候群への対策にもなるのです。
この2つのうち、補助金対象となるリフォームは先述の省エネルギーにつながるものとなっております。