天気の良い日に何気なく我が家を眺めていると、外壁に汚れがあることに気がついたときはちょっぴり残念な思いがしませんか。
汚れが目立ってくると、家屋の外観の印象もあまり良いとは言えず、できることなら新築当時の状態を取り戻したくなるものです。
常に外気に触れている家屋ですから、外壁に汚れがつくのは致し方ないにしろ、少しでも汚れやすい外壁を綺麗にしたいと言う気持ちは家主であれば思うものです。
そこで今回は、外壁が汚れる原因をお伝えし、外壁を綺麗に保つ方法の参考にしていただきたいと思います。
■外壁の種類と特性
外壁材にはいくつかの種類とそれぞれの特徴がありますので、外壁材についてご紹介していきます。
外壁材は主に、「サイディング」「モルタル」「ALC(軽量気泡コンクリート)」「タイル」の4つに分けられます。
外壁材によって性能や耐久性などの違いもあり、デザイン、耐久性、メンテナンス性など、全てのニーズを満たす外壁材は存在しません。
◇サイディング
外壁材として価格もリーズナブルで、最もポピュラーな存在の「サイディング」は、デザイン性や機能性にすぐれた壁材であり耐久性や耐候性にも優れており、ひび割れしにくいのがメリットです。
◇モルタル
砂とセメントと水を混ぜ合わせた材料が「モルタル」で、防火性と耐久性が高い特徴があります。
モルタルは、適切な施工をすれば耐用年数が高いのですが、メンテナンスを怠るとひび割れが発生するデメリットがあります。
◇ALC(軽量気泡コンクリート)
ALCは、機密性の高いコンクリートの1種で、材質内部には気泡の穴が空いており、通常のコンクリートの25%ほどの重量で水に浮く軽量素材です。
気泡内の空気層が断熱効果を備えており、耐久性が高いため建築物の構造材料として戸建住宅から高層ビルの外壁や床材にも使用されています。
◇タイル
粘土を主成分とした原料を、板状にして焼き固めたものが「タイル」です。
硬く傷や摩耗に強く紫外線による変色や色あせといった経年劣化もほとんどありません。
ほとんど吸水しないことから、汚れにくく耐火性もあることから他の外壁材と比べて、その性能が高いのですがコストはかなり高くなります。
■外壁材の目立つ汚れとは
外壁材を紹介しましたが、どの外壁材も経年変化で「汚れ」はつき、汚れの代表的なものが「コケ」や「カビ」なのです。
コケやカビは水分があるところに繁殖しやすいと言う特徴があります。
すなわち、日当たりが悪く乾燥しない部分に湿気がたまりやすいことから、コケやカビが発生しやすい状態になります。
汚れの原因を作るコケやカビの発生場所とは、その部分が乾燥しないから生えるわけですから、そういう意味では、湿気がたまりやすい場所などにコケやカビは見受けられます。
すなわち、家屋で言えば北側の壁面や壁面にモノがおいてあるような風通しの良くない部分にも汚れが目立ってきます。
■まとめ
外壁の素材と汚れについて、ご紹介してきましたが家屋建築時に外壁材のチョイスもきちんと検討すると、外壁材のメンテナンスのタイミングにも影響してきます。なにかあれば無料で調査いたしますのでお気軽にご相談ください。