外壁塗装に使う塗料には多くの種類がありますが、その塗料の塗り方にも大きく分けて3つのタイプの塗り方があります。
外壁塗装の塗り方は、ローラー・スプレー・刷毛(はけ)の3タイプに分かれます。
3つの塗り方には、それぞれに特徴があり、外壁の種類や塗装後の外壁の見せ方などによって塗装方法は異なってきます。
今回の外壁塗装基礎知識は、それぞれの塗装方法の特徴をご紹介していきます。
■塗装の一般的な方法「ローラー」
外壁塗装の「ローラー」は、筒に毛や繊維を巻き付けたモノで塗装を仕上げる方法です。ローラーにはさまざまな種類があり、外壁がでこぼこしている場合に適している毛足が長い長毛タイプや広々とした外壁に適した短毛タイプがあります。
ローラーを使って塗ると、塗料の飛び散りが少なく済みますので、周囲を汚さずに塗ることが可能です。
しかし、ローラーのクオリティ(ローラー部分の劣化:毛が抜けているなど)が仕上がりに直接影響が出てしまうという欠点があります。
■時短のツール「スプレー塗装」
広範囲の外壁を塗るときに、塗装時間を短縮できる方法が「スプレー塗装」です。
スプレー塗装は、塗料を霧状に噴射するノズル(噴霧器)を使って、塗装面に吹き付けて塗っていきます。
スプレーすることで、でこぼこした外壁に立体感を出し趣のある雰囲気に仕上げることが可能です。
手早く広範囲を塗ることができるのですが、塗料を無駄に広範囲に飛び散ることが多いため、塗料のロスと養生を行うのも広範囲となり、手間・時間・コストがかかってしまうデメリットがあります。
■作業者の力量が問われる「刷毛塗り」
刷毛で外壁を塗るのは、塗料の飛び散りがほとんどなく経済的であり、細かい場所や複雑な形状の外壁を塗るとき適している方法です。
熟練した経験の持ち主でない作業者が行いますと、塗りムラが起きやすくなりますが、細かい箇所を塗るときなどに便利なツールです。
ただ、刷毛は塗装する場所や形状に合わせ刷毛を使い分ける必要があります。
また、塗料の特性によって動物の毛や化学繊維の毛など塗料別にも使い分けも必要となります。
ご紹介した3つの工法には、それぞれの特徴がありますが、塗る場所にマッチした適切な工法で仕上げれば、きちんと仕上がることでしょう。
■まとめ
外壁塗装の塗り方についてご紹介してきましたが、塗装する外壁の面積や形状によって塗り方の手法も違いがあります。
塗り方を適材適所に使い分けるには、熟練したプロの経験と技術が必要となりますので、どの工法で外壁を塗っていくかを専門業者に相談してみましょう。
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