家を新築してから7~8年の年月が経過しますと、外壁の汚れや劣化が気になりだします。気になりだしたら、どのような素材でも外壁の塗り替えを考える必要があります。
気になる事柄の代表が、外壁の色褪せ、外壁に残っている雨筋汚れ、外壁自体にひび割れなどですが、どういう状態でもそのまま放っておいて良いわけがありません。
そこで今回は、外壁塗装の基礎知識をお伝えしていきます。
その第1回目は、外壁塗装の塗料の種類についてとなります。
■外壁塗装の塗料とは?
実際に外壁の塗り替えを検討している方でも、塗装の塗料について詳しく知っている方は少ないと思いますが、基本的には塗料はその性能によって価格帯に幅があり種類もたくさんあります。
外壁の特性やどのような効果を得たいかに合わせて、適切な塗料を選ぶことができるように、代表的な塗料とその特徴をご紹介していきますのでチェックをしてみましょう。
塗料の特徴やメリット、デメリットを把握して塗料選びの参考にしてください。
■代表的な4種類の合成樹脂系塗料
※アクリル系塗料
アクリル塗料は、低コストで塗装できるのが魅力ですが、耐用性に若干不安があります。
しかし、ツヤがあり発色がよいので、外壁を鮮やかな色合いにするときに適しています。が出来ます。
また、他の塗料よりも種類が多く好みの塗料を選ぶことが容易で、付着力も高いので重ね塗りがしやすくなっています。
ただ、塗装面が固くなりやすくひび割れしやすいことと、塗り替え時には下地処理をきちんとすることなどの不安材料もあります。
※ウレタン系塗料
アクリル系塗料に比べて、防水性と耐水性に優れた特質を持つ塗料です。
塗装すると光沢のある塗膜が出来上がることから、輝くような高級感あふれる仕上げを実現するとともに塗膜が柔らかくヒビ割れしにくい塗膜効果があり、メンテナンスも楽になる塗料です。
また、耐薬品性に優れていますので、周囲に工場など多い地域などに適している塗料と言えます。
しかし、紫外線に弱いことから光沢度はあまり長続きせず、耐候性に欠ける塗料であることと、水分を吸収しやすいので湿度が高い時に使用すると塗膜性能が落ちることがありますので気をつけましょう。
※シリコン系塗料
ウレタン系塗料と比較して、耐久性、対候性に優れており、塗料の耐久年数は8~15年ほどと言われ、コストパフォーマンスに優れています。
紫外線の影響を受けやすい外壁や屋根の塗装にとても適しているだけでなく、塗膜が固く仕上がります。
すなわち、雨や泥などを弾く性質があることから、外壁を綺麗に保てるような塗膜を維持できる特徴を持っていますが、表面が固い塗膜で撥水性が高いことから、塗り替えの際には密着が良くない欠点があります。
※フッ素系塗料
シリコン系塗料と同様に耐久性、耐候性、撥水性に優れた特徴を持っていますが、シリコン系と違うのは汚れやすいという欠点がある塗料です。
美しい光沢をはなちますが、価格が高いことから、ほとんど一般住宅では使われません。
ただ、耐用年数が20年近くと優れていますので、長い目で見るとコストパフォーマンスは良いでしょう。
■まとめ
外壁塗装の塗料について、ご紹介してきましたが、特徴はわかっても塗料を適材適所に使い分けるにはプロの技術が必要です。
中間マージンをカットしたリーズナブルな施工費で、皆様のお役に立ちたいと外壁塗装、屋根塗装の塗り替えやリフォームの業務に取り組んでおりますので、お気軽にご相談ください。